カミングアウト
2002年7月8日7月6日のこと
今日は朝から巫女さんさせてもらった。
朝ご飯をいただいたあと、お母さんに聞いてみた。
「今日は、神社にいるのに巫女さんの格好をした方がいいのか、このままでいた方がいいのかどっちがいいですかね?」
「そうねぇ。どっちでもいいと思うけど、巫女さんの格好する?」
「なんとなく、見知らぬ人が私服で授与所の番をしているのは変かもしれない。それよりも、見知らぬ巫女さんがいる方がまだ自然じゃないですかね?今日はあんまり目立たないようにしてようと思って。」
なぜなら、今日はちょっとした会があって、若の家の親戚が何人か集まってくる予定だから。
お父さんが言ってる。
「今日は飛龍さんの披露もしないとね」
ぎょっ。披露されちゃうと?
いやーん。今日は目立たなくしてるんだもーん。
午前中は境内のお掃除。
昨日の雨が嘘のように上がった。
今朝方もすごい土砂降りだったけど。
雨のあとは小枝や葉っぱがたくさん落ちていて掃除が大変。
慣れない下駄を履いて裏参道の坂道を掃いていったらもう足がぱんぱん、腕もだるーくなっちゃった。
巫女さんのカッコしてお掃除してたら、
「すみませーん。写真撮らせてもらってもいいですか?」
お掃除しているところのモデルになっちゃった。
巫女さんは写真を撮られることが多いみたい。
前もおばちゃんに写真撮らせてって頼まれた。
お掃除終わって授与所にいるとお父さんが私を呼んだ。
ついていくとおじいちゃんとおばあちゃんに紹介された。
「私の先輩です」
「先輩?」
「ふふっ、私の父と母です。お父さん、こちら、飛龍さんです。」
「こんにちは。はじめまして。よろしくお願いします」
どきどきしちゃった。とりあえずご挨拶。
「新しい巫女さん?」
巫女のカッコしてたから。
「いやいや、ちがうんです。」
そしてお父さんは若を呼んだ。
「若、こっち来て紹介したら?」
そして若が来ました。
「こちら飛龍さん。今度結婚するの。」
「へー、そうなの。だれと?」
「いや、俺と。」
おじいちゃんとおばあちゃんはびっくり
「ああ、じゃ、東京の?私はまたここら辺の人が巫女さんのお手伝いに来てるのかと思いましたよ。」
「来年の春ぐらいに結婚することになるからよろしくね。おばあちゃん、高菜の漬け方教えてあげて。」
「よろしくおねがいします。あと、わさびの漬け物も教えてくださいね」
おばあちゃんはなんとなくうれしそう&びっくりしてた。
「お父さん、若の披露宴では挨拶してくださいね」
お父さんがおじいちゃんに言っていた。
おじいちゃんは人前で挨拶をするのが好きなんだそう。
絶対挨拶させろといつも言っているらしい。
すっかりカミングアウトしてしまった気分。
結婚するってこと、公のものになってきてしまった。
ちょっと不安、ちょっと居心地悪いような、恥ずかしいような、違和感。
二人の間だけで結婚したいねっていっているのとは全然違う感じがする。
結婚するってこういうことなんだな、世間と関わることなんだなって思っちゃった。
お昼過ぎからは親戚の人たちの宴会でお母さんのお手伝い。
宴会って言っても20人くらいなものだったけど、
若の妹の旦那さんの家族や、若の父方のおじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさんが集まった。
私はお吸い物運んだりお茶入れたりちょこちょこ動いてた。
その中で、お父さんがみんなに私を紹介した。
「あちらが今度、若と結婚することになった飛龍さんです」
「飛龍です。よろしくお願いいたします。」
正座して、手ついてお辞儀しました。
宴会の途中で若の叔母さんに言われた。
「お母さんがよく許したね。こんな遠くに来るの反対したでしょ?許してもらうの大変だったんじゃない?」
「そうですね。寂しがってはいますね」
そうなんです。うちのママはかなり寂しがっているんです。
遠いから本当は反対なんです。本当は実家から1時間圏内に嫁に行かせたかったみたいです。。。
そうは言えないけどね。
若の親戚にもだいぶ会った。
お父さん方はおじいちゃん、おばあちゃん、お父さんの弟と妹。
お母さん方はおじいちゃんとお母さんのお兄さんと妹一人には前に会ってる。
この家は親戚がみんな仲がいい。
ほとんどが同じ町内に住んでいるということもあるみたいだけど、いとこ達も仲がいいみたい。
おもしろいのは叔父さんは“くん”付け、叔母さんでも“ちゃん”付けで呼んでいること。
仲がいい秘訣かもしれない。
ところが、若の弟の子供には若はおじちゃんと呼ばれているらしい。
というか、若の弟がおじちゃんと呼ばせて面白がっているんだって。
ふふふ。
今日はなんだかぐったり疲れちゃった。
親戚の集まりで気を遣ったってのもあるけど、午前中の境内のお掃除がだいぶ体にこたえてるみたい。
でも、お皿やコップがだいぶ出ているから洗わなきゃってことで洗いましたよ。
だってね、私がこれ手伝わなかったらお母さんが全部やらなきゃいけなくなるじゃない。
それは大変だし、お母さんも疲れてるだろうし。
そう思ったらやってあげなくちゃなって思うわけ。
ひじょーに疲れた顔してたと思うけどね。
すっかり若奥さんぶり発揮しちゃったかな(^^)
裏方に徹していろいろお給仕したからね。
役に立てたかな。
今日は朝から巫女さんさせてもらった。
朝ご飯をいただいたあと、お母さんに聞いてみた。
「今日は、神社にいるのに巫女さんの格好をした方がいいのか、このままでいた方がいいのかどっちがいいですかね?」
「そうねぇ。どっちでもいいと思うけど、巫女さんの格好する?」
「なんとなく、見知らぬ人が私服で授与所の番をしているのは変かもしれない。それよりも、見知らぬ巫女さんがいる方がまだ自然じゃないですかね?今日はあんまり目立たないようにしてようと思って。」
なぜなら、今日はちょっとした会があって、若の家の親戚が何人か集まってくる予定だから。
お父さんが言ってる。
「今日は飛龍さんの披露もしないとね」
ぎょっ。披露されちゃうと?
いやーん。今日は目立たなくしてるんだもーん。
午前中は境内のお掃除。
昨日の雨が嘘のように上がった。
今朝方もすごい土砂降りだったけど。
雨のあとは小枝や葉っぱがたくさん落ちていて掃除が大変。
慣れない下駄を履いて裏参道の坂道を掃いていったらもう足がぱんぱん、腕もだるーくなっちゃった。
巫女さんのカッコしてお掃除してたら、
「すみませーん。写真撮らせてもらってもいいですか?」
お掃除しているところのモデルになっちゃった。
巫女さんは写真を撮られることが多いみたい。
前もおばちゃんに写真撮らせてって頼まれた。
お掃除終わって授与所にいるとお父さんが私を呼んだ。
ついていくとおじいちゃんとおばあちゃんに紹介された。
「私の先輩です」
「先輩?」
「ふふっ、私の父と母です。お父さん、こちら、飛龍さんです。」
「こんにちは。はじめまして。よろしくお願いします」
どきどきしちゃった。とりあえずご挨拶。
「新しい巫女さん?」
巫女のカッコしてたから。
「いやいや、ちがうんです。」
そしてお父さんは若を呼んだ。
「若、こっち来て紹介したら?」
そして若が来ました。
「こちら飛龍さん。今度結婚するの。」
「へー、そうなの。だれと?」
「いや、俺と。」
おじいちゃんとおばあちゃんはびっくり
「ああ、じゃ、東京の?私はまたここら辺の人が巫女さんのお手伝いに来てるのかと思いましたよ。」
「来年の春ぐらいに結婚することになるからよろしくね。おばあちゃん、高菜の漬け方教えてあげて。」
「よろしくおねがいします。あと、わさびの漬け物も教えてくださいね」
おばあちゃんはなんとなくうれしそう&びっくりしてた。
「お父さん、若の披露宴では挨拶してくださいね」
お父さんがおじいちゃんに言っていた。
おじいちゃんは人前で挨拶をするのが好きなんだそう。
絶対挨拶させろといつも言っているらしい。
すっかりカミングアウトしてしまった気分。
結婚するってこと、公のものになってきてしまった。
ちょっと不安、ちょっと居心地悪いような、恥ずかしいような、違和感。
二人の間だけで結婚したいねっていっているのとは全然違う感じがする。
結婚するってこういうことなんだな、世間と関わることなんだなって思っちゃった。
お昼過ぎからは親戚の人たちの宴会でお母さんのお手伝い。
宴会って言っても20人くらいなものだったけど、
若の妹の旦那さんの家族や、若の父方のおじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさんが集まった。
私はお吸い物運んだりお茶入れたりちょこちょこ動いてた。
その中で、お父さんがみんなに私を紹介した。
「あちらが今度、若と結婚することになった飛龍さんです」
「飛龍です。よろしくお願いいたします。」
正座して、手ついてお辞儀しました。
宴会の途中で若の叔母さんに言われた。
「お母さんがよく許したね。こんな遠くに来るの反対したでしょ?許してもらうの大変だったんじゃない?」
「そうですね。寂しがってはいますね」
そうなんです。うちのママはかなり寂しがっているんです。
遠いから本当は反対なんです。本当は実家から1時間圏内に嫁に行かせたかったみたいです。。。
そうは言えないけどね。
若の親戚にもだいぶ会った。
お父さん方はおじいちゃん、おばあちゃん、お父さんの弟と妹。
お母さん方はおじいちゃんとお母さんのお兄さんと妹一人には前に会ってる。
この家は親戚がみんな仲がいい。
ほとんどが同じ町内に住んでいるということもあるみたいだけど、いとこ達も仲がいいみたい。
おもしろいのは叔父さんは“くん”付け、叔母さんでも“ちゃん”付けで呼んでいること。
仲がいい秘訣かもしれない。
ところが、若の弟の子供には若はおじちゃんと呼ばれているらしい。
というか、若の弟がおじちゃんと呼ばせて面白がっているんだって。
ふふふ。
今日はなんだかぐったり疲れちゃった。
親戚の集まりで気を遣ったってのもあるけど、午前中の境内のお掃除がだいぶ体にこたえてるみたい。
でも、お皿やコップがだいぶ出ているから洗わなきゃってことで洗いましたよ。
だってね、私がこれ手伝わなかったらお母さんが全部やらなきゃいけなくなるじゃない。
それは大変だし、お母さんも疲れてるだろうし。
そう思ったらやってあげなくちゃなって思うわけ。
ひじょーに疲れた顔してたと思うけどね。
すっかり若奥さんぶり発揮しちゃったかな(^^)
裏方に徹していろいろお給仕したからね。
役に立てたかな。
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