大失敗!!
2002年8月8日朝、起きて、若の寝顔を見ていた。
それでもすり寄っていく気になれなかった。
若はどうするだろうかと思った。
若も起きた。
「おはよう」
「おはよう」
しばらく、何をするでもなくうだうだ。
すり寄るでもなくごろごろ。
若は業を煮やしたのかな。仕方ないと思ったのだろうね。
所詮は男と女。
前日のケンカの仲直りをする簡単な方法がある。
内容についての意志の疎通も意見の相違の認識も、理解も
何もしない、でも、仲直りだけはできる方法。
仕方がない。
とりあえず、そうするしかない。
私は若が昨日のことについて話をすれば
受けるだけの準備はあったけど、
若は話し合うことは選択しなかった。
私も、もう、それでいいやと思った。
この方法は、その場は仲直りできるけど、
結局いつまでもわだかまり残るんだけどね。
特に私は執念深いからなぁ。
とりあえず、仲直り。
今日は若が帰る日です。
ママと3人でお昼を中華料理屋さんへ。
結納のあとのお食事会の下見を兼ねて。
昨日はお勧めの洋食の下見して来ました。
どちらがいいかというと、洋食屋さん(なんて言ったら失礼なほどおしゃれだったけど)の方が個室もあっていいみたいだった。
デザートにケーキも出るし。
甘い物好きの若のパパにはそっちの方がいいかもしれない。
戻ってきてから、空港に行くまでにはちょっと時間があったので
おうちでらぶらぶ。
ママはそのままお出かけしてたので。
二人でらぶらぶ。
空港へ行くリムジンバス。
ぎりぎり間に合って乗り込んで、二人とも妙に疲れていたのか
ぐっすり眠り込んでしまいました。
よく寝たなーと思って起きると、
バスに乗ってからもう1時間以上経っている。
通常だったら1時間くらいで着くところ、どんなに遅れても1時間半あれば着くだろうと思っていた。
飛行機の2時間近く前に家を出ているから大丈夫だと思っていた。
でも、辺りを見回すと、
びっくり!!!
全然動いてないじゃない!!
空いていればうちから20分くらいの所にまだいるじゃない!!
なのに現在の時刻は飛行機出発まで1時間を切っている!!!
これは…無理かもしれない…
焦った。
眠る前は疲れているんだろうなと思わせるくらい
ハイになっていっぱいおしゃべりをしていた若も焦ってる。
「うっそー。やばいじゃん」
それでもバスは遅々として進まない。
刻々と時間は過ぎていく。
事故渋滞でした。
普通だったら高速降りて別のルートで行くとかするのに、
今日の運転手さんはそういうことは全然しなかったらしい。
やっとちょっと流れ出したところは順調にいけば30分以内で空港に着ける位の場所。
でも、その時点で出発まで30分を切っていた。
「ごめん。若。これはもう無理そうだよ」
「最悪―」
そう。さらに、この先でも渋滞があることを表示板は告げている。
結局そこは断続渋滞だったけど。
最初の渋滞でもこの程度の速度で走っていれば充分間に合ったのに…
空港に到着したのは飛行機が出発した15分後でした。
若はかなりイライラしてた。
宿泊とセットになったパックできているから航空券の払い戻しはきかない。
予約の変更も不可。
別の便で行こうとすると3万以上の余計な出費。
悔やんでも悔やみきれないといったところ。
ダメモトでANAのカウンターに行ってみると、
「本当はできないんだけど、次の便に振り替えられます」
と言う。
「でも、最終便だからだめじゃないの?」
と思ったら、案の定、
「すみません。この路線の最終便だったので振り替えられません。
本来この券は予約変更できないんですが、乗り遅れた方にはサービスで
次の便に振り替えているんです。でも、この便が最終便だったので振り替えられません。
他の航空会社に振り替えることもできないです。」
やっぱり。
ぬか喜びさせるなー!!
仕方なくJASのカウンターで普通料金でチケットを買う羽目に。
若は私に「買ってくるから待ってて」
私がまたお金を払うというのが嫌なんだろうなと思った。
でも、払わずにはいられないよね。
余計な出費。誰が悪いワケじゃないけど、このバスで間に合うと言った責任もある。
そうでなくても、若だけに負担させるわけにはいかない。
一応ね。
チケット買ってでてきた若に1万円渡そうとした。
「半分に満たないけど、今、これだけしか持ってないから。」
若はいらないいらないと言って受け取ろうとしない。
「でも、もらってくれないと困る。若ばっかり負担させるわけにはいかない。
かかった費用は二人で負担するのがいいでしょ。
私だって、余計にかかっているときはもらっているんだから、
若に多くかかったときにはもらってもらわないと困る。」
それでも全然受け取ってくれなかった。
「みっともないからそういうことするな。昨日だってそうだ。」
「だから、今はカウンターではそういうことをしなかったでしょ。」
無理矢理押しつけてやっと受け取ってくれた。
不機嫌で、お土産も買わないで帰ると言う若に、
せめてお母さんとお父さんにケーキを買ってあげるから持っていってと言ったけど、
いらないと言って結局何も買わなかった。
やっと若の気が落ち着いたのは飛行機の時間まで喫茶店でお茶しているとき。
たばこも吸えてやっと落ち着いたみたい。
私も気が立っていたけど、お店に着く前に、もう仕方ないなってあきらめてたから、
やっと落ち着いてくれて良かったと思った。
「いつまでもイライラしててもしょうがないね。気持ち切り替えよう」
「そうそう。もう、しょうがないよ」
「いや、しょうがなくはないけど…(苦笑)」
私のいいところはそういうことはすぐあきらめるところ。
悪く言えば、反省しないってことだけど…
若もそう思ったらしい。
「でも、だって、しょうがないじゃん。1時間余計に私といられたと思えばいいじゃん。」
「いい気分でいられなかったからダメ」
「その前がいい気分だったんだからしょうがないじゃん」
「まったく、飛龍は何でも自分に都合よく考えるんだから」
おうちで遊んでないで1本前のバスに乗っていればぎりぎり間に合ったのにね。
そう思ったけど、お互いそうは言わなかった。
そして、若は帰って行った。
今回はいっぱい怒っていたけど、
帰ってしまうとなるとやっぱり寂しい・・・
それでもすり寄っていく気になれなかった。
若はどうするだろうかと思った。
若も起きた。
「おはよう」
「おはよう」
しばらく、何をするでもなくうだうだ。
すり寄るでもなくごろごろ。
若は業を煮やしたのかな。仕方ないと思ったのだろうね。
所詮は男と女。
前日のケンカの仲直りをする簡単な方法がある。
内容についての意志の疎通も意見の相違の認識も、理解も
何もしない、でも、仲直りだけはできる方法。
仕方がない。
とりあえず、そうするしかない。
私は若が昨日のことについて話をすれば
受けるだけの準備はあったけど、
若は話し合うことは選択しなかった。
私も、もう、それでいいやと思った。
この方法は、その場は仲直りできるけど、
結局いつまでもわだかまり残るんだけどね。
特に私は執念深いからなぁ。
とりあえず、仲直り。
今日は若が帰る日です。
ママと3人でお昼を中華料理屋さんへ。
結納のあとのお食事会の下見を兼ねて。
昨日はお勧めの洋食の下見して来ました。
どちらがいいかというと、洋食屋さん(なんて言ったら失礼なほどおしゃれだったけど)の方が個室もあっていいみたいだった。
デザートにケーキも出るし。
甘い物好きの若のパパにはそっちの方がいいかもしれない。
戻ってきてから、空港に行くまでにはちょっと時間があったので
おうちでらぶらぶ。
ママはそのままお出かけしてたので。
二人でらぶらぶ。
空港へ行くリムジンバス。
ぎりぎり間に合って乗り込んで、二人とも妙に疲れていたのか
ぐっすり眠り込んでしまいました。
よく寝たなーと思って起きると、
バスに乗ってからもう1時間以上経っている。
通常だったら1時間くらいで着くところ、どんなに遅れても1時間半あれば着くだろうと思っていた。
飛行機の2時間近く前に家を出ているから大丈夫だと思っていた。
でも、辺りを見回すと、
びっくり!!!
全然動いてないじゃない!!
空いていればうちから20分くらいの所にまだいるじゃない!!
なのに現在の時刻は飛行機出発まで1時間を切っている!!!
これは…無理かもしれない…
焦った。
眠る前は疲れているんだろうなと思わせるくらい
ハイになっていっぱいおしゃべりをしていた若も焦ってる。
「うっそー。やばいじゃん」
それでもバスは遅々として進まない。
刻々と時間は過ぎていく。
事故渋滞でした。
普通だったら高速降りて別のルートで行くとかするのに、
今日の運転手さんはそういうことは全然しなかったらしい。
やっとちょっと流れ出したところは順調にいけば30分以内で空港に着ける位の場所。
でも、その時点で出発まで30分を切っていた。
「ごめん。若。これはもう無理そうだよ」
「最悪―」
そう。さらに、この先でも渋滞があることを表示板は告げている。
結局そこは断続渋滞だったけど。
最初の渋滞でもこの程度の速度で走っていれば充分間に合ったのに…
空港に到着したのは飛行機が出発した15分後でした。
若はかなりイライラしてた。
宿泊とセットになったパックできているから航空券の払い戻しはきかない。
予約の変更も不可。
別の便で行こうとすると3万以上の余計な出費。
悔やんでも悔やみきれないといったところ。
ダメモトでANAのカウンターに行ってみると、
「本当はできないんだけど、次の便に振り替えられます」
と言う。
「でも、最終便だからだめじゃないの?」
と思ったら、案の定、
「すみません。この路線の最終便だったので振り替えられません。
本来この券は予約変更できないんですが、乗り遅れた方にはサービスで
次の便に振り替えているんです。でも、この便が最終便だったので振り替えられません。
他の航空会社に振り替えることもできないです。」
やっぱり。
ぬか喜びさせるなー!!
仕方なくJASのカウンターで普通料金でチケットを買う羽目に。
若は私に「買ってくるから待ってて」
私がまたお金を払うというのが嫌なんだろうなと思った。
でも、払わずにはいられないよね。
余計な出費。誰が悪いワケじゃないけど、このバスで間に合うと言った責任もある。
そうでなくても、若だけに負担させるわけにはいかない。
一応ね。
チケット買ってでてきた若に1万円渡そうとした。
「半分に満たないけど、今、これだけしか持ってないから。」
若はいらないいらないと言って受け取ろうとしない。
「でも、もらってくれないと困る。若ばっかり負担させるわけにはいかない。
かかった費用は二人で負担するのがいいでしょ。
私だって、余計にかかっているときはもらっているんだから、
若に多くかかったときにはもらってもらわないと困る。」
それでも全然受け取ってくれなかった。
「みっともないからそういうことするな。昨日だってそうだ。」
「だから、今はカウンターではそういうことをしなかったでしょ。」
無理矢理押しつけてやっと受け取ってくれた。
不機嫌で、お土産も買わないで帰ると言う若に、
せめてお母さんとお父さんにケーキを買ってあげるから持っていってと言ったけど、
いらないと言って結局何も買わなかった。
やっと若の気が落ち着いたのは飛行機の時間まで喫茶店でお茶しているとき。
たばこも吸えてやっと落ち着いたみたい。
私も気が立っていたけど、お店に着く前に、もう仕方ないなってあきらめてたから、
やっと落ち着いてくれて良かったと思った。
「いつまでもイライラしててもしょうがないね。気持ち切り替えよう」
「そうそう。もう、しょうがないよ」
「いや、しょうがなくはないけど…(苦笑)」
私のいいところはそういうことはすぐあきらめるところ。
悪く言えば、反省しないってことだけど…
若もそう思ったらしい。
「でも、だって、しょうがないじゃん。1時間余計に私といられたと思えばいいじゃん。」
「いい気分でいられなかったからダメ」
「その前がいい気分だったんだからしょうがないじゃん」
「まったく、飛龍は何でも自分に都合よく考えるんだから」
おうちで遊んでないで1本前のバスに乗っていればぎりぎり間に合ったのにね。
そう思ったけど、お互いそうは言わなかった。
そして、若は帰って行った。
今回はいっぱい怒っていたけど、
帰ってしまうとなるとやっぱり寂しい・・・
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