結納の一日〜パート2

2002年10月20日
***19日の続きです。***

そして、予約していたレストランに私の運転で行きました。
このレストランは住宅街にあるちょっとした隠れ家。
こんなところでコース料理が食べられるなんて
気がつかないというところ。
個室を予約してあったのでゆっくりとお食事しました。

このお店、正面玄関のところがガラスブロックの
アーチになっている。
それを見て若が歯医者さんみたいだねと言っていた。
実は昔本当に歯医者さんだったらしい。
それを聞いてお父さんが
「ちょっと不謹慎だけど、このテーブルクロスをどけたら
実はこのテーブルは手術台だったりして」
不謹慎と言うかなんというか(^^ゞ
それを聞いて若が
「そんなこと言うから、ここに並べてあるナイフが
メスに見えてくるじゃないか」
一同爆笑
和やかな雰囲気(?)でした。。。

披露宴はどうなるのかな?
「1回にするのか2回にするのかは?」
「お母さん、披露宴は1回か2回かだって」
「一回ですよね」とお母さんはぴしっとお父さんに言った。
「いや、お父さんの意思も尊重しないと」と若
「1回になるか2回になるかはわからないけど、
出席人数で考えます」
と、お父さんは目をそらせて言っていた。
お父さんとお母さんの関係ってどうなのかな。
お母さんは普段はとてもほんわかとしてお茶目な感じ
だけど、結構芯はしっかりしているんだろうなと思う。
普段はお父さんをとっても立てているんだけど、
たまにぴしっと言うんだよね。
いい関係なのかもしれないけどね。

以前、霊能者さんが神社を訪れたとき、
私の話を若のお母さんにしたことがあったと書きました。
その時は若を通してその内容を教えてもらったけど、
その先生の話がでたときにそういえばって感じで
改めてお母さんが教えてくれた。
「飛龍さんのこと、この間、先生が、
天体に対するように神様にご奉仕しなさいって言ってたの。
それと、飛龍さんは先祖の魂がきれいなんですって。」
ああ、先祖がきれいって聞いていたから
何がどうきれいなのかと思っていたけど、
魂がきれいってことですか。
その話を聞いてお父さんがうちの母に
「こういう話にもそのうち慣れてください」
「神社にいるとね、そういうお話をいっぱい聞くんですよ。
主人があんまりそういう話を聞こうとしないから
私が聞き役になって」
「お母さんが好きなんでしょ。主人が聞かないから
じゃないじゃないか。
(うちの母に向かって)うちのお母さんは信仰の人だから。
すごいでしょ?」
「飛龍さんがきたら、そうやっていろいろ聞いた話を
インターネットで紹介したりできるようになるかなと
たまに考えたりするのよ」
「大変だ。そうしたら、うちの神社に問い合わせが来ても、
あれは妻と嫁がやっていることで神社とは
関係ないんですよって説明しないと」とお父さん。
「そっちの方が有名になっちゃったりして。」と若。
「私もそういう話好きだからすっかりはまってしまいそう…」と私。
そういう不思議な話って大好き。
まさか私が霊能者さんと知り合いになることが
あるとは思ってもみなかったけど向こうに行ったら
そういう人いっぱい来るんだろうなぁ
いろいろ影響を受けてしまいそう。

お食事会は思ったより時間がかかって、2時間くらいでした。
その後、お店の正面で全員で写真を撮ってもらいました。


帰る途中、近所の神社に行きました。
お父さんはそこの宮司さんと知り合いなんだそう。
宮司さんは忙しい人だから、たぶんいないだろうけど、
神餞料を納めて、ちょっと社頭でお参りできればいい
ということで行った。
お参りをして、神餞料を納めたところ、奥に通されてしまった。
あまり時間がないのでと言っていたのだけど、
巫女さん達の強いすすめでお父さんも断りきれず。
若はあまり気が進まない様子だった。
応接室に通され、お茶とお菓子を出していただき、
「奥に通されたってことは宮司さんいるのかなぁ」
「待たされているんだからきっといたんでしょう。社殿に上がっていたんじゃない?」
なんて話をしていたら、巫女さんが呼びに来た。
「どうぞご本殿の方でお参りください。」
いや、そんな、とか遠慮してみたけど、
それが当然という風に本殿に案内される。
途中で宮司さんのことを聞いてみると、
今日は神社庁に出かけていていないとのこと。
あれ?
そして、まず渡殿で手水。
壁から水が流れ出すところがあって、お父さん、お母さんのあと、若が私とママのために見本を見せてくれた。
まず、その流れに向かって柏手一つ。
左手、右手の順に洗い、再度左手に水を受け口をすすぐ。
そしてもう一度左手を洗って巫女さんから手を拭くための拭紙を受け取って口と手を拭いてそばの箱に捨てる。
そして、本殿にむかう。
お父さんが一つ前列の中心に座り、
他の人は後ろに1列に並んだ。
神職さんが二人もついていた。
まず巫女さんの太鼓のあと、一人の神職さんが
祓詞を奏上して席に戻り、
その後もう一人の神職さんが大麻(おおぬさ)を取りに行って
本殿のお祓い、玉串のお祓いのあと、参列者のお祓いをした。
その後お父さんの玉串奉奠で参列者一同そろって2拝2拍手1拝。

どこでどのくらいの角度のお辞儀をしていないといけないのか
全然覚えていないので、若のやるのを見よう見まねで(^^ゞ
若の神社は立式だけど、ここは座式だった。
座布団に座るにも、座布団に向かって片膝ついてから
くるっと向きを変えて正面を向いて座るという作法だった。

正式参拝の儀が終わったあと、一人の神職さんが
お父さんに声をかけた。
「お久しぶりです。」
実は、以前九州の神社にいらしたことがあって、
そのころお父さんと知り合いだった人だった。
20数年ぶりの再会だって。
さすがに顔見ただけじゃわからないよね。
お父さんは神餞料を出すときに名前を書いているから
相手には誰だかわかるけど、お父さんは言われるまで分からなかった。
あまり時間もなかったので、ゆっくりとお話はできなかったけど、
久しぶりの再会にお父さんはうれしそうだった。
「今日の夕方の飛行機でもう帰らないといけないんですよ。
また今度ゆっくり。」
「じゃ、駅まで車で送って差し上げて」
「あ、いや、こちら(私の方)のお宅に1回行ってから
帰りますので」
「じゃ、駅まで」
「いやいや、車で来ておりますから。」
「?こちらの方はここら辺の方なんですか?」
「そうなんです。今度うちに来ていただく方です」
「あ、お嫁さん(^^)」
「それで、こちらの神様に一言ご挨拶しておかないと
と思って訪ねたんです。」
「あはは、そうでしたか。これでまたご縁ができましたね」
「そうですね。だからまた今度ゆっくり
時間のあるときに来ますから。」
「ぜひそうしてください」

そんな感じで駐車場まで送っていただいた。
帰りの車の中で、お父さんが
「飛龍さんに来ていただくこと、ご縁があったことを
感謝することなど、心を込めて神様にご挨拶してきましたよ」
と言ったそばから、
「いやあ、でもここで彼に会うとは思わなかったなぁ(^^)」
それを聞いて、若が
「全然心こもってないじゃないか。
そっちの方がメインじゃないか(苦笑)」

しかし、ここの神社は巫女さんの対応がしっかりしてた。
きちんと教育されているのがわかる。
宮司さんがしっかりしているんだねなんて話をしてた。


部屋に戻ったらもう時間がなくて、
本当はお茶の1杯でもと和菓子も用意していたのに
お父さんとお母さんは慌ただしく帰ることになってしまった。

挨拶もそこそこにお帰りになりました。

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